今注目の「フェイクフィッシュ」とは

文:松岡 由希子 (フリーランスライター)
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フェイクフィッシュ(FAUX FISH)

 フェイクフィッシュ(Faux Fish)とは、植物由来の原材料を使って魚の食感や味を再現した代替魚を指す。米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)傘下のホールフーズマーケット(Whole Foods Market)が2023年10月に発表した「2024年の10大フードトレンド予測」では、2024年に注目すべきトレンドのひとつとして、フェイクフィッシュを取り上げている。

「2024 年の10大フードトレンド予測」で取り上げられたフェイクフィッシュ
ホールフーズマーケットの「2024 年の10大フードトレンド予測」で取り上げられたフェイクフィッシュ

 動物性タンパク質に代わる代替タンパク商品はこれまで鶏肉、豚肉、牛肉を中心に広がってきたが、魚はより多様だ。マッキンゼー&カンパニー(McKinsey & Company)の調査レポートでは、有望な魚種として、ティラピアやマグロ、鮭などを挙げている。

 北米ではフードテック企業を中心に、フェイクフィッシュの商品化が進んでいる。

 米国のグッド・キャッチ(Good Catch)は、

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松岡 由希子 / フリーランスライター

米国MBA 取得後、スタートアップの支援や経営戦略の立案などの実務経験を経て、2008年、ジャーナリストに転身。食を取り巻く技術革新や次世代ビジネスの動向をグローバルな視点で追う。

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