世界各国の小売企業が投資加速する「AIリテラシー」とは?

文:松岡 由希子 (フリーランスライター)

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AIリテラシー
AI li teracy

 AI リテラシーとは、AI(人工知能)の仕組みや特性、限界、リスクを理解し、これを適切かつ効果的に活用するための能力をいう。小売業をはじめ、さまざまな業種でAIの活用が急速に広がる中、AIリテラシーの重要性は職種を問わず、ますます高まっている。

ウォルマート外観
オープンAIと提携し、独自のAI研修を行っているウォルマート

 ただ、従業員のAIリテラシーを高めるための教育やトレーニングは、まだ行き渡っていないのが現状だ。米国、英国、フランス、日本など、世界11カ国の1万635人を対象としたボストン コンサルティング グループ(Boston Consulting Group)のアンケート調査によると、72%が「AIを週3回以上利用している」と答えた一方で、「AI に関するトレーニングを十分に受けた」と回答した割合は36%にとどまっている。

 米ウォルマート(Walmart)は2025年9月、従業員向け

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松岡 由希子 / フリーランスライター

米国MBA 取得後、スタートアップの支援や経営戦略の立案などの実務経験を経て、2008年、ジャーナリストに転身。食を取り巻く技術革新や次世代ビジネスの動向をグローバルな視点で追う。

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