仏カルフール、中国事業を蘇寧易購集団に売却、売り上げ規模約4440億円

ロイター(ロイター・ジャパン)
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カルフール
カルフールは1995年に中国に進出

 仏カルフールは6月23日、同社の中国事業を蘇寧易購集団に売却することで合意したと発表した。

 カルフールは1995年に中国に進出、現在、大型のディスカウントストア業態であるハイパーマーケットを210店舗、コンビニエンスストアを24店舗展開している。中国事業の2018年度の売上高は284億元(約4440億円)だが、既存店売上高は前年度比5.9%減、営業損益は2億5300万元の赤字と苦戦している。

 カルフールは中国子会社の株式の80%を48億元(約750億円)で蘇寧易購集団に売却する。売却手続きは中国の独占禁止法当局の承認などを経て、19年末までに完了する予定。

 契約には、蘇寧易購集団が残り20%の株式を追加取得できる条項が含まれる。

 蘇寧易購集団は家電量販店事業を中核にコンビニエンスストア、百貨店などを展開、グループの総店舗数は8881店舗となっている。EC(インターネット通販)も強化しており、消費者向けECサイトとして中国で3番目の規模を持つ。

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