ウォルマート「ウォーリー」を開発、ホールフーズ・マーケットは11年ぶりに英国で新店出店
ウォルマート、「ウォーリー(Wally)」を開発・導入へ
米ウォルマート(Walmart)は、店舗やECの商品調達を担うバイヤーの業務を支援する生成AI搭載アシスタント「ウォーリー(Wally)」を開発した。

「ウォーリー」はウォルマートの独自データを活用し、高度な計算とデータ分析によって複雑なデータセットからインサイトを瞬時に生成する。そのほか、根本原因分析(RCA)を通じて特定の商品のパフォーマンスの高さや低さの理由を診断するなど、複雑で時間のかかるバイヤーのタスクを自動化できる。
技術的なスキルを必要としない直感的なユーザビリティによって、バイヤーは「ウォーリー」に質問を入力するだけで、すぐに実用的なインサイトを得られる。加えて、バイヤーがデータの分析やレポートの作成といった面倒なタスクから解放され、商品政策の立案や調達活動に集中しやすくなるのも利点だ。
ウォルマートは、現場のバイヤーからのニーズやフィードバックをもとに「ウォーリー」を継続的に改善していく方針だ。最終的には「ウォーリー」がバイヤーに代わって自律的に業務を遂行し、戦略の実現に向けた戦術的なアクションを実行できるようになることをめざすという。
また、同社はほかのAIアシスタントも続々導入している。米国本社やカナダ、メキシコなどで、文書作成や膨大な資料の要約、アイデア出しなど、幅広い業務に活用できる従業員向けの生成AI搭載アシスタント「マイアシスタント(My Assistant)」の利用を開始。開発者向けのAIコーディングアシスタントも一部で導入し、2024年には約400万時間の開発工数の削減につなげている。25年には北米とインドの全開発者が利用できるようにする計画だ。
マイヤー、「インディペンデンス・マーケット」を開業
米ミシガン州を拠点に中西部6州で500店以上を展開するマイヤー(Meijer)は25年4月、価格と利便性、地域産品にフォーカスした新たな小商圏型店舗