モスバーガー、タイの店舗数を5年で45店に、現地の実業家が出資
「モスバーガー」を展開するモスフードサービスはタイでの出店を加速する。タイの実業家ピターン・オンコーシット氏が現地法人モスフードサービス・タイランドに出資、同氏主導でモスバーガーのタイでの事業を拡大する。
モスフードは2007年にタイで1号店を出店したが、現在の店舗数は8店舗にとどまっている。16年には現地パートナーとの関係を解消し、モスフードが中心となって現地での事業を継続してきた。
今回の出資受け入れをきっかけに、今後は5年で45店舗にまで増やす計画。
オンコーシット氏は、バンコク証券取引所に上場する電子部品メーカー、KCEエレクトロニクスの社長。個人事業として、化粧品やアパレルなどのブランドを手がけており、韓国発の化粧品ブランド「THE FACE SHOP」のタイ事業を買収後、短期間で急拡大した実績がある。
オンコーシット氏の投資会社は、モスフードサービス・タイランドに74.3%を出資。モスフードサービスの出資比率は25.7%となる。
モスフードは台湾の265店舗を筆頭に、シンガポールや香港など8つの国と地域に出店しており、海外店舗数は3月末で371店舗となっている。