外食売上高、6月の売上高は0.1%の微増、3カ月連続のプラス

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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都内の繁華街
緊急事態宣言やまん延防止措置の対象地域で酒類提供や営業時間の制限が続いたことで、パブ・居酒屋業態を中心に大きな影響を受けた。パブ・居酒屋の売上高は62.9%減、19年6月比では87.6%減と壊滅的な打撃が続いている。写真は3月9日、東京で撮影(2020年 ロイター/Hannibal Hanschke)

 日本フードサービス協会が発表した6月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比で0.1%の微増だった。19.8%増だった前月に比べて伸び率は鈍化したが、3カ月連続のプラスとなった。19年6月との比較では22.6%減だった。

 緊急事態宣言やまん延防止措置の対象地域で酒類提供や営業時間の制限が続いたことで、パブ・居酒屋業態を中心に大きな影響を受けた。パブ・居酒屋の売上高は62.9%減、19年6月比では87.6%減と壊滅的な打撃が続いている。

 ファーストフード業態は、「洋風」の好調が続き、9.1%増(19年6月比では3.2%減)だった。ハンバーガーなどの「洋風」は13.6%増と2ケタの増加、牛丼など「和風」はテークアウトの予約販売などにより4.1%増となった。

 そのほかの業態では、ファミリーレストランが11.6%減、ディナーレストランが14.9%減。商店街や住宅街の店舗で回復傾向が見られた喫茶は11.2%増となったが、19年6月比では31.2%減にとどまった。

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