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富士通、今期の営業益予想は3.3%増 IT関連の増収見込む

富士通のロゴ
富士通は28日、2022年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が前年比3.3%増の2750億円になりそうだと発表した。写真は、同社のロゴ。2017年10月2日に千葉市のイベント会場で撮影。(2021年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 28日 ロイター] – 富士通は28日、2022年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が前年比3.3%増の2750億円になりそうだと発表した。主力のITサービス関連でソリューション・サービスの増収効果や採算性の改善を見込む。実現すれば、過去最高を更新する。

IBESがまとめたアナリスト19人のコンセンサス予想では、22年3月期通期の連結営業利益の平均値は2623億円。

21年3月期の営業利益は前年同期比25.9%増の2663億円。売上高は新型コロナウイルスの感染拡大による影響や前年のパソコンの更新特需の反動減で減収だったが、採算性改善で営業利益・当期利益は過去最高となった。

同社は発行済株式総数の2.01%にあたる400万株、500億円を上限に自社株買いを実施するとも発表した。期間は5月6日から22年3月31日。

決算の詳細は以下の通り。

*22年3月期の売上高予想は前年比1.1%増の3兆6300億円。

*22年3月期の純利益予想は前年比1.1%増の2050億円。

*22年3月期の営業利益率7.6%を計画。21年3月期は7.4%。

*22年3月期の1株あたり配当金予想220円。20円の増配。増配は6期連続。

*22年3月期の成長投資1000億円。前年実績400億円。