西松屋チェーンは12月1日、2021年2月期の営業利益が前期比約5.6倍の107億円になりそうだと発表した。郊外ロードサイドへの単独出店が多い同社は、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響が少なく、天井が高くて広い店内は感染リスクが低いとして子育て世代の支持を集めている。
同社が業績予想を上方修正するのは、8月に続いて今期2度目。通期の売上高は11.2%増の1590億円と従来予想を30億円引き上げた。同社の既存店売上高は20年3〜11月の累計で前年同期比14.0%増と好調に推移している。客数、客単価とも伸びており、育児・服飾雑貨、ベビー・マタニティ、子供衣料など全般的に販売が好調だ。
通期の純利益は前期比約6.8倍の72億円と、従来予想を16億円上回りそうだ。