消費者がスーパーやコンビニで買って食べたいメニュートップ5 意外な高級食材もランクイン

文=稲垣昌宏(リクルートライフスタイル ホットペッパーグルメ外食総研上席研究員)
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米ウーバー
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、飲食店からのテイクアウトや料理宅配サービス事業の需要が増加した。(2020年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

外食意向のある人は合計50.7%!6月時点と比較して微減

 「ホットペッパーグルメ外食総研」は、2020年7月末~8月頭にかけて、外食の実態や消費者心理などを調査する「第2回外食実態調査」を行った。

 新型コロナウイルス(コロナ)感染拡大後、直近では消費者の外食意向がどのように変化しているのか。また、外食のテイクアウトやデリバリー利用が増えるなか、各食事方法での人気メニューの違いについて、調査結果をもとに解説する。まず外食自粛意向については、コロナ流行前の昨年同期と比べて「変わらない頻度で行くつもりだ/行っている」が13.1%、「頻度をやや・かなり減らして行くつもりだ/行っている」が37.6%で、合計50.7%の人に外食意向があった。

 6月に行った第1回調査での同項目の結果は54.0%で、消費者の外食マインドはやや下がったこととなる。これは緊急事態宣言解除後で徐々に外出が再開された6月と比較して、第2回調査時は報道などにより感染再拡大の危機意識が高まっていたことなどが要因と考えられる。

 性年代別で見ると、とくに40・50代女性で外食消極派が多く、慎重な行動をとっているようだ。次に、飲食店からのテイクアウトを利用した食事シーンについての質問では、「夕食」が69.5%と最多で、また「昼食」も53.0%と過半数を占めた。

 食事の相手では、最も回答が多いのは「家族・親族(19歳以上のみ)」で28.4%。その後、「夫婦2人で」が23.7%、「1人で」が22.1%、「家族・親族(小学生以上18歳以下の子を含む)」が20.2%と続く。また食事の場所では、「自宅」が圧倒的に多く95.8%だった。

SM・CVSで買いたいのは「スイーツ」「和洋総菜」

 今回の調査では、定番の食事メニュー全29品目を提示し、それぞれを「外食」「デリバリー」など、どのような方法で食べたいかについても聞いた。

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