家電量販店大手のケーズホールディングス(HD)は6月16日、新型コロナウイルス感染拡大の影響が見通せないため未定としていた、2021年3月期の連結業績予想を公表した。売上高は前期比4.5%増の7400億円、経常利益は8.0%増の400億円、純利益は17.5%増の253億円と増収増益を見込む。
同社は郊外立地の店舗が多く、新型コロナのマイナス影響は限定的とみられる。逆にテレワークや巣ごもり需要でパソコンやテレビの販売が伸びそうだ。上期については、チラシ販促を自粛したことで、粗利益率が上昇傾向にある。
既存店売上高は上期が0.4%の微増、通期では2.4%増を予想する。新規出店は27店舗(退店は4店舗)を予定しており、設備投資は189億円を計画する。