[東京 5日 ロイター] – 総務省が5日発表した4月の家計調査によると、全世帯(単身世帯除く2人以上の世帯)の実質消費支出は前年比11.1%減(変動調整値)で、比較可能な2001年1月以来、過去最大の減少幅となった。
減少は7カ月連続。ロイターの事前予測調査では同15.4%減が見込まれていたが、予想ほどは落ち込まなかった。季節調整済み全世帯消費支出は前月比6.2%減だった。
4月は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて緊急事態宣言が全国に発令された。消費者の外出自粛ムードの高まりと営業自粛による供給の減少も相まって、教養娯楽や被服関連での消費支出が大きく減少した。