外食売上高、4月は39.6%減、過去最大の下げ幅に
日本フードサービス協会が発表した4月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比39.6%減となった。3月の17.3%減を大幅に下回り、調査を開始した1994年以降で最大の下げ幅となった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で休業する店舗や営業時間を短縮する店舗が増えたため、客数が30.1%減と大きく減少した。客単価は0.8%の微増だった。店舗数も1.1%減少した。
新型コロナの影響が特に深刻だったのが「パブ/居酒屋」で、パブ・ビアホールの売上高は95.9%減、居酒屋は90.3%減だった。また、「ディナーレストラン」が84.0%減、「喫茶」も72.4%減と大きな打撃を受けた。
その他の業態では、「ファーストフード」が15.6%減、「ファミリーレストラン」が59.1%減だった。ハンバーガー店など洋風ファーストフードは2.8%増と健闘した。客数は21.7%減少したが、持ち帰りや宅配などの利用が広がり、客単価が31.3%増えた。