[東京 14日 ロイター] – S&Pグローバル・レーティングは14日、ファーストリテイリングの長期発行体格付けのアウトルックを「ポジティブ」から「安定的」に変更した。長期発行体格付けは「A」に据え置いた。
アウトルックの変更は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による事業環境の悪化が長期化する見通しとなる中、同社の業績に強い下押し圧力が当面続く可能性が高いとみているため。日本を含む主力市場で販売活動への影響が広がっていることに加え、今後消費環境の悪化が見込まれることを勘案すると、同社のEBITDAマージン(償却前営業利益率)は今後6─18カ月間、S&Pが格上げの目安とする水準を下回る可能性が高いと判断したという。