週刊コンビニニュース 100円おにぎりで既存店好調のミニストップ、80円コーヒーで朝需要を獲る!

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局 
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 1週間のコンビニに関するニュースをまとめた『週刊コンビニニュース』。ミニストップが、朝の需要を伸ばすべく、ホットコーヒーの価格を80円(本体価格)として販売する。19年7月の「100円おにぎり」に続き、客数増加を狙う。(2019年12月24日から2020年1月6日のニュースをまとめました)

 ミニストップ
100円おにぎり」を皮切りに既存店売上高が好調に推移

 ミニストップは、199月から11月の既存店ベースの売上高と客数が前年を上回ったと公表した。伸び率はセブン-イレブン、ローソン、ファミリー的の大手コンビニエンスストア(CVS)3チェーンを超えている。
 ミニストップでは、好調要因として7月から単品おにぎりを100円(本体価格)に変更したことを挙げ、朝の客数増加につながったとする。198月までは、客数改善が課題だったが、おにぎりの価格変更の後に、9月の「チーズハットグ」発売、10月の「タピオカミルクティー」「タピオカいちごミルク」発売が続き、好調に推移した。
 客単価は、9月は前年同月比0.6ポイント減だったものの、10月は4.2ポイント増、11月は2.3ポイント増だった。「100円おにぎり」とともに、ドリンクや総菜、サラダなどプラス1品の購入が増えたためであり、それらの品揃えの強化を図っている。 

朝の需要を加速
ホットコーヒーのSサイズを80円で発売
 そうしたなかミニストップは、店内で「MINISTOP CAFÉ(ミニストップ・カフェ)」ブランドで提供している挽きたてコーヒーの「ホットコーヒーSサイズ」、「アメリカンコーヒー(ホット)Sサイズ」を、16日から味・品質・量を変えずに税抜93円から80円に値下げして提供、さらなる朝需要の奪取を進める。価格を打ち出す大手コンビニチェーンはないため、差別化につながりそうだ。それだけでなく、コーヒーと合わせて購入されことが多いおにぎりや菓子パン、サンドイッチ、中華まんなどの品揃えも充実させ、日販を引き上げていきたい考えだ。

台風19号被害支援金の募金
大手3チェーンとグループで2億円

  ファミリーマートは1015日から1113日の30日間、全国の約16500店舗で支援募金の受付を実施し、募金総額は約5400万円となった。寄託先は日本赤十字社。セブン-イレブンを含むセブン&アイ・ホールディングス・グループ13社は、1014日から27日までの14日間で7400万円超、ローソンはナチュラルローソンとローソンストア100を合わせて、10月中旬から11月中旬の30日~31日間で7400万円超の支援金が集まった。

ファミリーマート
11
回目の「ありがとうの手紙コンテスト2019

 次世代を応援する取り組みの一環として、2009年から小学生を対象に開催。同コンテストは、昨年3月に文部科学省の後援事業に認定された。11回目となる昨年は、全国1,818校・団体の小学生から4130通の手紙が届き、1129日の最終審査会(審査員長・池上彰氏)で最優秀作品賞21作品が決定した。

ローソン
“いちご”使用のスイーツ・ベーカリー・サンドイッチなど11

 「いい苺の日(115日)」に合わせて、1月7日から苺を使った新商品を発売する。苺1/2カットをトッピングしたロールケーキ「ぎゅっと苺のロールケーキ(マスカルポーネ仕立て)」(税込240円)、もっちりとした薄皮生地にカスタード&ホイップと甘酸っぱい苺をまるごと一粒入れた「どらもっちまるごと苺(カスタード&ホイップ)」(税込230円)、苺をまるごと一粒とふわふわのマスカルポーネムースを羽二重餅で包んだ「まるごと苺大福(マスカルポーネムース仕立て)」(税込170円)など、スイーツ・サンドイッチ・ベーカリー・ソフトアイス合計11品を揃えている。

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