[東京 27日 ロイター] – 総務省によると、12月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は102.0となり、前年比0.8%上昇した。ガソリンがプラスに転じたことで、11月から0.2%ポイント伸びが拡大した。ロイターが集計した民間調査機関の予測中央値0.6%上昇を上回る伸びとなった。
ただ、実際は11月が0.6%上昇、12月は0.76%上昇で、四捨五入の関係で上昇率が大きく見えている面もある。
10大費目でみると、0.76%上昇のうち、上昇方向の寄与度がもっとも大きかったのは生鮮食品を除く食料で0.37%ポイント、以下、教養娯楽が0.30%ポイント、被服及び履物が0.14%ポイントと続いた。
食料では外食のすしが前年比5.4%上昇、アイスクリームが同6.8%上昇だった。
一方、低下方向の寄与度がもっとも大きかったのは教育でマイナス0.30%ポイント、諸雑費がマイナス0.06%ポイントだった。
教育では幼稚園保育料(私立)が前年比88.3%下落、諸雑費では保育所保育料が同57.1%下落となった。
総合指数は前年比0.9%上昇だった。生鮮食品の上昇幅が拡大、前月から0.1%ポイント伸びが拡大した。ほうれんそうが前年比43.5%上昇した。
生鮮食品およびエネルギーを除く総合指数も前年比0.9%上昇と、前月から0.2%ポイント伸びが拡大した。