週刊コンビニエンスストアニュース セブン-イレブンとイトーヨーカ堂が連携強化

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)
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セブン-イレブン・ジャパンは、10月13日にイトーヨーカ堂とともに「SEJ・IY・パートナーシップ(SIP)」を立ち上げ、商品やサービス、販売促進、店舗オペレーションなどで、シナジーの最大化をめざしていくことを発表した。SIPの第一弾として、両社初の合同フェアとなる「#めちゃハピハロウィン」を開催。セブン-イレブン・ジャパンは10月19日から31日までをフェア期間とし、12品を順次発売。店頭で共通ポスターを使用し、両社のアプリや公式SNSを活用したクーポンキャンペーンなどを展開する。(10月11日~17日のニュースをまとめました)。

セブンーイレブンとイトーヨーカ堂の共同ポスター

セブン-イレブン・ジャパン
「アタック」と共同開発したサステナブル商品

 セブン-イレブン・ジャパンは10月19日、花王の衣料用洗剤「アタック」と共同開発した新洗濯用洗剤・消臭ミストのラクラク衣料ケアシリーズ「セブンプレミアム ライフスタイル アタックSkip Style(スキップスタイル)」を、順次発売する。

 手軽さと機能性を備えた洗濯用洗剤と消臭ミストで、本体容器に100%再生プラスチックを採用し、洗剤には高い洗浄力と環境へのやさしさを兼ね備えた洗浄成分“バイオIOS”を配合した。

  • 洗濯用洗剤 本体420g税込547円、詰め替え840g712円、シワとり消臭ミスト270ml437円

 

<北陸3県>老舗旅館「加賀屋」監修の3品

 10月18日には、老舗旅館「加賀屋」(石川県七尾市)が監修したおにぎり・惣菜など3品を、富山県、石川県、福井県の342店舗で発売。和食のおいしさ、地域ならではの味わいが感じられる商品に仕上げた。

  • 「いしるだしで炊いた いか飯おむすび」(税抜145円)・「蟹と海老入りつみれのいしる鍋」(590円)・「能登かぼちゃのそぼろあんかけ」(290円)

 

災害時の状況把握システム拡充で実証実験

 また、10月14日にはITを活用した災害対策システム「セブンVIEW」に、店舗の状況などを加盟店オーナー自身の端末から共有できる「オーナーコミュニケーションアプリ」を導入することを発表。ほか、店舗設備を活用した断水状況の把握、予測、冠水センサーによる浸水状況の把握・予測についてもさらに実証実験を進めていく。

 「セブンVIEW」は、「Googleマップ」上に停電などの全店舗の状況、エリア拠点の地区事務所や工場、配送トラック、サプライチェーンの状況、災害・交通・気象・避難などの情報を一元的、自動的に集約できるシステムだ。これを拡大することによって店舗の早期復旧のスピードを上げることをめざす。

ファミリーマート
「地域対抗!シュークリーム王決定戦」を開催

 ファミリーマートは、10月11日に店舗スタッフ考案の地域限定シュークリームを発売した。これは全国のストアスタッフから募集(応募総数5852件)した「シュークリーム」の商品アイデアを実現したもの。各エリアで代表商品6種類が選出された。
 
 決定戦に向けて「Twitter国民投票」を呼び掛け、総合評価で1位となった商品は来年1月に全国発売する。

  • <北日本エリア>「ベトナムコーヒー風シュークリーム」(税込158円)
  • <東日本エリア>「北海道牛乳を100%使ったミルクシュー」(158円)
  • <中日本エリア>「窯出しとろけるプリンみたいなシュークリーム」(150円)
  • <西日本エリア>「チョコ好きによるチョコ好きのためのチョコレートシュー」(180円)
  • <南九州エリア>「マロンマロンシュー」(218円)
  • <沖縄エリア>「ミルクティー味のシュークリーム」(198円)

 

スペシャルティコーヒーの祭典に初出展

 10月12~14日には、東京ビッグサイトで開催されたアジア最大のスペシャルティコーヒーの祭典「SCAJワールドスペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション2022」に、CVSとして初めて出展。「FAMIMA CAFÉ」の「モカブレンド」と「ブレンド」のリニューアルに先駆け、出展ブースで試飲会とPRを行った。

ローソン
ウォークスルー決済導入店舗「Lawson Go」の実証実験を再開

 ローソンは10月11日から「富士通新川崎TSレジレス店」(神奈川県川崎市)で行っていた「Lawson Go」の実証実験を、「MS GARDEN店」(東京都文京区)で再開した。コロナ禍でリモートワークが進み、オフィス内の人流が減ったことでから見合わせていた。
 
 三菱食品本社(東京都文京区)に勤務する社員向け店舗での実証実験で、最短時間で買物を済ませたいというニーズに応え、ウォークスルー決済を導入した。利用者は、登録した専用アプリでQRコードをかざして入店。商品を手に持って店外に出ると、事前に設定した決済手段でレジを通さずに自動的に決済する。店内設置のカメラが利用者の動きを確認し、商品が置かれた棚の重量センサーと合わせることで、購入商品をAIが判別して決済する仕組み。
 
 売場面積3.4坪の「MS GARDEN店」では、米飯、デザート、飲料を中心に約170アイテムを品揃えし、店舗従業員の作業は商品の品出しなどにとどまる。「Lawson Go」の今後の拡大展開を見据え、アプリ以外の決済手段であるセルフレジを併設した店舗運営の検証も行っていく。

<東北地区>「うまい東北みっけ!」シリーズの第1弾商品

 10月18日からは、東北エリアの店舗で、東北地産の原料を使用し、加工も東北で行っている食材を使った「うまい東北みっけ!」シリーズの第1弾商品として、「伊達なしらす」を使った「伊達なしらすおにぎり」(税込149円)、「伊達なしらすのたまぺぺ」(570円)、「伊達なしらすのチーズグラタン」(484円)の3商品を発売する。

ミニストップ
スイーツ系ドリンクの「スイートポテトラテ」

 ミニストップでは10月11日、さつまいもを使用したスイーツ「スイートポテト」をイメージしたドリンクを発売。糖度の高いねっとり系さつまいも「紅はるか」のペーストに北海道バターを加え、ミルクを合わせてクリーミーに仕上げた。税抜178円。

「あんこ」が2倍の“つぶあんぱん”

 10月11日にはパン生地重量に対して「あんこ」の重量が約2倍の「ずっしり つぶあんぱん」(税抜138円)を発売。満足感のある商品に仕上げた。

「タレ」シリーズにサンドイッチが登場

 また、10月11日には「タレサンド」が登場した。これまで、「sio」オーナーシェフ鳥羽周作氏と開発してきた「タレ弁」シリーズと同様、タレにこだわって開発した商品だ。朝昼食だけでなく、夜はつまみとしても楽しめる味付けにした。10月11日発売で税抜368円。

ポプラ
広島風お好み焼きにそっくりの弁当

 ポプラは10月18日、「まるでお好み焼風ごはん」(税込450円)を発売する。「お好み焼おむすび」に続き、広島のオタフクソースの人気商品「お好みソース」を使用した弁当だ。たまご焼きの表面に「お好みソース」、マヨネーズをかけ、その上に風味豊かなかつお節、青のりをふりかけ、見た目が広島風お好み焼にそっくりな弁当に仕上げた。

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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