最新型ユニクロが前橋にやってきた!#2 前橋南インター店のサステナビリティ設計
CO2濃度センサー、温度センサー、全熱交換機、ファンを連動
そして温度や明るさのほか、コロナ禍以降に重視されるようになったのが、換気である。CO2濃度センサーで混雑度合いを測る技術も一般化してきた。
「換気するだけでは、当然エネルギー効率は落ちてしまいます。今回はCO2濃度センサーを単独でなく、温度センサー、全熱交換機、ファンを連動させることで、お客様の多い時はしっかり換気して、少ない時は換気回数を減らすことで換気に使われるエネルギーを抑えています。さらに、混雑時でも必ずしもエアコンを回すのではなくて、外の空気が冷えている場合には、外気を自動的に中に取り入れるようになっています」(髙木氏)

店舗にユニクロの服を着させよう!
「KIDS BOX」と称するキッズコーナーの一角には、店舗の外壁に使用されている断熱材の見本を見られる部分がある。よく見ると、その断熱材には赤や黄色、緑といった色とりどりの繊維が混ざっている。回収されたユニクロの服を細かく裁断して断熱材に混ぜているのだ。ここでも、竹中工務店がリサイクル断熱材の建材としての性能評価、製品の形状現場での設置に至るまで大きく関与している。
「設計の面からサステナビリティを目指すうえで、建物の断熱性能を上げることは世界的な課題で、いま断熱材というもの自体が注目されています。今回のオリジナル断熱材は服の混率を色々変えて実験し、最終的には30%程度がユニクロの回収衣料になりました。外壁のほか、ユニクロコーヒーの椅子にも使われています」(花岡氏)

「『店舗にもユニクロの服を着させよう!』というアイディアも、竹中工務店さんとの議論から始まりました。服にどうやって次の命を与えられるかと考えると、リサイクル素材の断熱材を使うことは大きなチャンスなのではないかと考えています。」(髙木氏)
サステナビリティ設計による様々な省エネの工夫について、
次回「最新型ユニクロが前橋にやってきた! #3 ユニクロが花を販売する意味とは?」では、コロナ禍の中スタートした花の販売について、柳井正会長兼社長の思いを探る。
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