週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、新プライベートブランド「3つ星ローソン」を展開
2025年に創業50周年を迎えるローソン(東京都)は、5年ぶりにプライベートブランド(PB)を刷新し、新PB「3つ星ローソン」を発表した。「圧倒的なおいしさ(顧客の声を具現化することを第一に、商品開発プロセスを変更)」、「人への優しさ(顧客の関心が高い添加物について独自の使用基準を設ける)」、「地球(マチ)への優しさ(25年度中に、容器包装に環境配慮素材を使用する商品の比率を80%まで拡大)」という“3つの約束”を指針としてリニューアルを進める。またパッケージの商品名は、見やすいサイズと濃い文字に変更し、商品に合わせて識別しやすい色を使用する。(3月25日~31日までのニュースをまとめました。)
ローソン
「無印良品」と化粧品カテゴリーで共同開発
3月25日から「無印良品」を導入・展開している約1万3000店舗で、ローソン限定発売商品となる「首までケアできる敏感肌用シートマスク(1枚入)」(税込398円)、「ネイル&ハンドクリーム 20g」(同548円)、「頭皮のマッサージもできるブナ材ヘアコーム」(同548円)を発売した。これまで衣料や文具において共同開発の実績があるが、化粧品カテゴリーでは初の試みとなる。
<徳島県>非常用コンセント設置で停電時に電力供給
徳島県と連携し、大規模災害時に停電が発生した際、太陽光発電による夜間でも電力供給可能な非常用コンセント設置店舗を、これまでの1店舗から8店舗に拡大した。停電時には、徳島県の要請に基づき、コンセントを無償で非常用電源スポットとして開放する。
25年度上期商品開発の軸は「タイパ」「コスパ」「仕様の工夫」
25年度上期は、「タイパ」や「コスパ」ニーズに対応した商品や「仕様の工夫」で価格満足度を高められる商品開発を継続して進めていく。3月からは順次、おにぎりや弁当など米を使用している一部商品にパスタや焼きそばなどの麺類を加えることで、ボリューム感をアップさせた商品を発売した。4月15日からは具材を減らすことでスープや麺のおいしさを追求して価格を抑えた「コスパ」商品に加え、「仕様の工夫」で満足感を得られる商品を開発した。また、“ながら食べ”で丼物が味わえる「タイパ」商品も順次発売していく。
<愛媛県>四国初の「LAWSONマチの本屋さん」をオープン
4月1日、四国初の「LAWSONマチの本屋さん」として「ローソン内子五十崎インター店」(愛媛県内子町)をオープンする。昨年9月に閉店した書店の跡地を活用し、出店した。トーハン(東京都)と連携した書店併設型店舗で、通常のコンビニエンスストアの品揃えに加え、約7000タイトルの本・雑誌を扱う。
セブン–イレブン・ジャパン
「商品展示会」を一新
これまで年2回開催してきた「商品展示会」は、25年から新たに「SEVEN-ELEVEN Innovation EXPO 2025」(SIE2025)としてスタートし、内容をさらに充実させる。76年に初めて開催した「商品展示会」は現在、全国12会場、約7万人が参加する大規模な催事に発展し、加盟店オーナーと従業員、取引先、セブン&アイグループ社員を対象に、セブン–イレブンの次期商品政策などを発信している。SIE2025は、新商品政策の伝達強化を図り、モデルゴンドラのデジタル化やパネル化を導入する。
「セブンカフェ ティー」を全国約2000店舗に順次導入
専用マシンで淹れた本格的な紅茶が楽しめる「セブンカフェ ティー」を、26年2月までに全国約2000店舗に順次導入する。「セブンカフェ ティー」は、23年1月に一部店舗で販売を開始。現在は首都圏近郊と北海道などの約90店舗で導入している。こだわりの茶葉に、熱湯に近い温度の湯を注ぎ、最適な時間で蒸らすことで茶葉本来の華やかな香りを引き出し、淹れたての味わいを楽しめる。