イオンモール、中国EC大手の京東集団とインドネシアで協業
イオンモールは、中国EC(インターネット通販)大手の京東集団(JD.com)とインドネシアにおいて協業を始めた。デジタルツールを使ったショッピングセンター(SC)への集客や日系企業によるインドネシアでの越境ECなどで協力する。
京東集団のインドネシア法人であるJD.IDと9月6日に覚書を結んだ。14日にはイオンモールが運営するSC「イオンモール セントゥール シティ」(西ジャワ州)に、JD.IDが家電やコンピュータなどの専門店「JD.IDエレクトロニック」を出店した。今冬には「イオンモールタンジュン バラット」(南ジャカルタ区)にもJD.IDエレクトロニックが出店。その後、イオンモールの既存SCや新規開発するSCにも出店していく予定だ。
イオンモールでは、JD.IDのライブコマース(オンラインでの実演販売)ツールを使った集客プロモーションを行うほか、JD.IDが運営するECモール内に仮想SCを出店する。仮想SCにテナントを誘致することで、SCに出店する専門店のEC展開を支援する。
また、イオンモールの既存SC内にインドネシア未進出の日系企業の商品ショールームを開設。販売はオンラインで行い、日系企業のインドネシアにおける越境ECをサポートする。
イオンモールは2015年にインドネシアに進出、5つ目となるSCを22年以降に出店する計画だ。