ノジマ、ソニー・ピクチャーズから衛星放送事業を買収
家電量販店のノジマは8月2日、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPEJ、東京都港区)から有料衛星放送事業を買収すると発表した。新型コロナの影響で自宅で過ごす時間が増えるなか、衛星放送チャンネルと連動した新しいサービスやコンテンツを開発し、顧客に提案する。
SPEJは米ソニー・ピクチャーズエンタテインメントの日本法人で、傘下企業がアニマックス、キッズステーション、AXN、AXNミステリーの4つのチャンネルを運営している。
ノジマは10月1日をめどにSPEJ完全子会社のミステリチャンネル、AXNエンタテインメント、SPEJのほかケーブルテレビ大手のJCOMが35%を出資するAXNジャパンの3社の全株式を取得する。買収額は非公表。
買収するミステリチャンネルは海外のミステリードラマを中心としたミステリー専門チャンネル「AXNミステリー」を、AXNジャパンは海外ドラマが中心の「AXN」などを運営している。買収に伴って事業と顧客のほか、一部の従業員も引き継ぐ予定だ。
ノジマは家電量販店のほか、携帯電話の販売代理店(キャリアショップ)事業、富士通子会社から買収した「ニフティ」ブランドの個人向けインターネット接続事業などを展開している。