バイヤー必見!今行くべき専門店 旅行が難しい今こそ、ご当地グルメを提案しよう!参考にしたい沖縄料理店3選
②シンプルな絶品料理を
組合わせて食す「小桜」
こちらは創業60年を超える老舗沖縄料理居酒屋だ。提供するメニューは20品ほどで、どれも非常にシンプルなメニューであるにもかかわらず、唯一無二なメニューが揃う。なかでも、特徴的なのが同店のソーメンチャンプルだ。
チャンプルとは「炒め物」の総称で、「ゴーヤチャンプル」「ふーチャンプル」などさまざまなチャンプル料理が沖縄料理には存在する。そのなかでも小桜のソーメンチャンプルは、見た目は他店のそれに比べ非常にシンプルだが、食べ進めるうちに驚きがたくさんある。
そのまま食べて頂いても十分美味しいが、その前に「塩なんこつソーキ」を食べて、この汁を少し加えて「味変」するのもおすすめだ。シンプルながらこだわりあるメニューを揃えて、それら好みで組み合わせて食べることで2度3度と美味しいメニュー提案もよいのではないだろうか。
③沖縄そばの概念を覆す
「OKINAWA SOBA EIBUN」
沖縄そばの店は数あれど同店のメニュー展開は商品開発の参考にしたいところだ。
提供するのは、本格的な味をベースにユニークな創作を施した沖縄そば。豚ガラを8時間しっかり丁寧に煮込んだ無加調のスープは、美味しくて健康的で最後まで飲み干せる。麺はベーシックなものからイカ墨を練りこんだものまで4・5種類から選べて、トッピングも15種類前後から選択できる。
これだけでも魅力的なのだが、沖縄そばの概念を完全に覆す、他の料理からインスパイアされたメニューを提供している。
たとえば、香川県のうどんを思わせる「釜玉ぶっかけそば」や冷たい冷麺を思わせる「特製のジュレを乗せたまぜそば」、まるで台湾の混ぜそばのような「パクチーをたっぷり乗せたそば」など、ここでしか食べられない沖縄そばが揃う。
沖縄そばの麺は、ソースが絡みやすく、さまざまなアレンジができる。「沖縄料理」×「他県・他国のご当地料理」という切り口はメニュー開発のヒントになるのではないだろうか。
店舗名 「OKINAWA SOBA EIBUN」
所在地 沖縄県那覇市壺屋1丁目5−14
営業時間 11:00〜16:00、17:00~20:00
定休日 水曜日
「ホットペッパーグルメ外食総研」上席研究員
有木 真理(ありき・まり)
リクルートライフスタイル沖縄の代表を務めると共に、ホットペッパーグルメ外食総研の上席研究員として、食のトレンドや食文化の発信により、外食文化の醸成や更なる外食機会の創出を目指す。自身の年間外食回数300日以上。ジャンルは立ち飲み~高級店まで多岐にわたる。趣味はトライアスロン。胃腸の強さがうりで1日5食くらいは平気で食べることができる。「ホットペッパーグルメ外 食総研」https://www.hotpepper.jp/ggs/
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