[東京 13日 ロイター] – デザイン重視の家電を手掛けるバルミューダは13日、携帯端末事業に参入すると発表した。5Gスマートフォンの開発・販売を行うもので、京セラを製造パートナーとし、通信事業者はソフトバンクのみの取り扱い。デザインは現在詰めており、今年11月以降の販売開始を見込んでいる。
寺尾玄社長は決算説明会で、携帯端末事業を「チャレンジできる中で最も大きな市場」と指摘し、デザインや外観に加えて機能面でも独自色を打ち出す意向を示した。価格面で利用者にアピールするよりは、「何らかの良さによって訴求する商品」とも説明した。
バルミューダは同日、2021年12月期連結業績予想について、売上高は148億円から181億円に、純利益は8億円から9億円に上方修正した。携帯端末事業の売上高に与える影響として27億円を織り込んでいるという。