キユーピー、マヨネーズの価格を2〜10%引き上げ、8年ぶりの値上げ
キユーピーは4月26日、7月1日出荷分からマヨネーズの価格を引き上げると発表した。家庭用、業務用共に約2〜10%値上げする。主原料である食用油の価格が高騰していることが要因。
値上げ幅は家庭用のマヨネーズが約2〜10%、ドレッシングなどマヨネーズタイプ調味料が約2〜4%。主な商品では、「キユーピーマヨネーズ 450g」が税込み378円から402円に、「キユーピーハーフ400g」が370円から382円に値上げされる。業務用ではマヨネーズの価格を約3〜10%、マヨネーズタイプ調味料を約2〜9%引き上げる。
同社がマヨネーズを値上げするのは2013年7月以来、8年ぶり。食用油の原料である穀物の国際価格は、主産地の天候不順による減産懸念と、中国をはじめとする世界的な需要拡大により、昨年後半から急激に上昇している。
穀物価格は今後も上昇が続くことが見込まれるほか、物流費や労務費なども上昇しており、合理化努力だけでは吸収できないため、値上げを決めた。