ライトオン、40人の希望退職を募集、役員報酬は5カ月減額
カジュアル衣料専門店のライトオンは2月9日、約40人の希望退職を募集すると発表した。新型コロナウイルス感染症の影響が長期化していることをふまえ、持続的な黒字経営への転換に向け、組織をスリム化する。
同日時点で40歳以上、60歳未満の正社員が対象で、募集期間は3月1〜16日。経営責任を明確にするため役員報酬を4〜8月の5カ月間減額する。減額幅は取締役が月額報酬の30%、社外取締役が15%。監査役も30%(社外監査役は15%)の報酬を自主返上する。
同社の2020年8月期の連結業績は、新型コロナの影響などで客数が減少し、営業損益は37億円の赤字と2期連続の赤字を計上した。21年8月期は15億円の黒字転換を見込んでいるが、20年9月から21年1月までの累計で既存店売上高は11.0%減と苦戦が続いている。