ゼビオHD、東京ヴェルディの連結子会社化で特損計上

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 スポーツ用品専門店の「ゼビオ」や「ヴィクトリア」を運営するゼビオホールディングス(HD)は12月25日、サッカーJ2リーグの東京ヴェルディ(東京都稲城市)を連結子会社化すると発表した。東京ヴェルディは新型コロナウイルス感染拡大の影響で経営難に陥っているが、ゼビオHDは積極的な経営支援を行うとしている。

 連結子会社化に伴い、東京ヴェルディの財政状態を反映したのれんの一括償却を行うことから、2021年3月期に7億5000万円の特別損失を計上する。このため、ゼビオHDは11月6日に公表した通期連結業績予想を修正、純利益は前期比63.5%減の1億4900万円になる見通しだと発表した。従来予想に比べて6億2300万円の下方修正となる。

 一方で、通期の売上高は前期比7.9%減の2075億8600万円、営業利益は60.9%減の30億円4900万円と、従来予想をそれぞれ32億500万円、3億5900万円引き上げた。

 小売業大手では、ホームセンターのカインズも12月10日、J2リーグ「ザスパクサツ群馬」を運営するザスパ(前橋市)の第三者割当増資を引き受け、同社の筆頭株主となったことを明らかにしている。

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