ヨークベニマルのあらゆる試みが行われる「実験の場」横塚店で今行われていること!

矢野清嗣
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ヨークベニマル大

「ヨークベニマルが現場で新たなチャレンジをする際は、決まって『あの店』で実験を行う」──。業界関係者たちのあいだでそう噂されている店がある。それが、福島県郡山市にある大型店「ヨークベニマル横塚店」(以下、横塚店)だ。ヨークベニマル本社にも近い“お膝元”の同店では、どのような試みが行われているのか。(調査日:10月31日、11月1日)※本文中の価格はすべて本体価格

2017年にリニューアル食品だけで約900坪を展開

ヨークベニマル 横塚店の外観

 横塚店はJR「郡山」駅東口から徒歩約10分の場所にある。「東部幹線」と「美術館通り」、交通量の多い2つの幹線道路が交わる交差点近くにある店舗で、ドラッグストアの「マツモトキヨシ」とともにショッピングセンターを形成する。

 横塚店の開業は1999年4月。20年以上にわたり営業を続けてきた同店は、2017年10月に約270坪あった衣料品売場を廃止し、全売場が食品売場となってリニューアルオープンした。改装後の売場面積は約900坪と同社屈指の規模となっている。

 売場配置は、店舗正面から見て左サイドに青果、左側コーナーに鮮魚、奥側壁面に精肉とチルド飲料を展開する。右サイドでは、総菜、ベーカリーと続いて、注文を受けてから商品を製造して提供するバイオーダー「TACOTA(タコタ)」も導入。レジ横には生花、レジ裏には銘菓コーナーを設けている。レジは通常レジ7台、セルフレジ8台を配置する。

ヨークベニマル 横塚店のレイアウト

 調査日は月初の特売「いち・に・さんの市」を開催しており、売場には多くの特売商品が並べられていた。日曜ということもあって、開店時から店内はお客で混み合っていた。青果側の入口から順番に売場を見ていこう。

青果・鮮魚・精肉
活気あふれる鮮魚売場精肉では肉総菜コーナーも

 入口を入るとまず目に飛び込んでくるのが、青果売場と地場商品コーナーだ。

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