ラオックス、全店舗の半数を閉鎖、店舗数は24店から12店に
免税店大手のラオックスは7月28日、全24店舗のうち12店舗を閉鎖すると発表した。同社は7月1日から31日までの予定で、今年に入って2度目となる希望退職の募集を行っているが、店舗を半減させることで一層のコスト削減を図る。
九州・沖縄の7店舗は全て閉鎖し、同地域から撤退する。北海道は現在の4店舗を1店舗に減らす。東京と近畿は1店舗ずつ減らし、それぞれ7店舗、3店舗とする。東北の1店舗は営業を続ける。
閉店の時期や閉店に伴う費用については関係者と協議中で、今のところ未定。確定後、速やかに公表するとしている。閉店に伴って家賃や物流費、広告費などの削減が見込まれることから、キャッシュフローは改善する見通しだ。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、同社の主力事業であるインバウンド事業は訪日外国人客の回復のめどが立たない状況が続いている。同社は現在、250人程度の希望退職の募集を行っている。