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シャープが液晶パネル事業の分社化を検討、 20─21年度中に

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シャープが2020─21年度中に液晶パネル事業の分社化を検討していることが分かった。広報担当者が16日、明らかにした。都内で2016年3月撮影(2020年 ロイター/Yuya Shino)

[16日 ロイター] – シャープが2020─21年度中に液晶パネル事業の分社化を検討していることが分かった。広報担当者が16日、明らかにした。先に報じた日本経済新聞電子版によれば、株式市場への上場も検討する。

日経のインタビューで戴正呉会長兼社長が述べた。シャープには多くのパネル関連の特許があり、外部から資金を調達できる技術力があるとの認識を示した。液晶パネル事業を運営するディスプレイデバイスカンパニーを分社化し、上場後もシャープが5割超の出資を維持する考えで、第三者割当増資などでの資金調達も検討するという。

米アップルと共同買収に向けた協議を進めているジャパンディスプレイ (JDI)の白山工場(石川県白山市)も分社化の対象にするとし、テレビ向け大型液晶パネルを手がける堺ディスプレイプロダクト(堺市)は対象にしないという。

同社広報は「分社化の検討は事実」としたが、上場などについては回答を控えた。