週刊スーパーマーケットニュース カスミ、ご当地グルメ総選挙の受賞メニューを商品化
収穫量全国1位の農産物が多く、豊かな漁場にも恵まれ、畜産物もブランド銘柄がいくつもある食材の宝庫・茨城県だが、県を代表するグルメが少なく、豊かな食材を活かしきれていない現状を打破するため、茨城県実行委員会が「シン・いばらきメシ総選挙2024」(2024年10月12日~14日)を開催。応募メニューのなかでカスミ賞を受賞した「シン・かしまし豚丼~最強サポーター応援メシ~」(茨城県鹿嶋市)、「江戸崎かぼちゃのほっくりモンブランプリン」(茨城県稲敷市)を商品化して販売した。第1弾として受賞者監修によるカスミ版「かしまし丼」(税抜598円)を1月24日から26日に販売。第2弾については7月から8月の販売を予定している。(1月24日~30日までのニュースをまとめました)
カスミ
ANAのスピード輸送で長崎県の朝獲れ鮮魚を当日販売
1月25日に開催した「BLΛNDE」4店舗での「長崎県フェア」で、全日本空輸(ANA)のスピード輸送を活用し、長崎県の朝獲れ鮮魚の当日店頭販売を行った。昨年9月に開催した「五島列島」からのスピード輸送・販売に続いての第2弾。
「スーパーマーケット販売統計調査」
2024年の年間実績
スーパーマーケット3団体(全国スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会)によれば、24年の年間実績は、総売上高で対前年比3.9%増の12兆6868億円と堅調な伸びをみせ、既存店についても同3.0%増と好調に推移した。生鮮3部門を含む食品合計の売上高は同4.2%増(既存店同3.1%増)の11兆5505億円。青果部門は同5.4%増(既存店同4.4%増)だった。
売上高が伸長するなか、エリア別でやや見劣りするのが北海道・東北地方の同3.1%増(既存店同2.4%増)と近畿地方の同3.1%増(既存店同2.0%増)、九州・沖縄地方の同2.8%増(既存店同2.7%増)。また、保有店舗数別では「1~3店舗」の伸びが同1.6%減(既存店同0.1%減)で、「51店舗以上」の同4.5%増(既存店同3.3%増)に大きく水をあけられた。 年間調査から読み取れることは、同4.9%増(既存店同3.8%増)の関東地方で多店舗を展開する企業が高い伸びを示したこと。
コープさっぽろ
鏡餅をフードバンクに提供
正月の飾り物として販売し、売れ残った鏡餅を「トドックフードバンク」を通じて、約50万円相当を児童養護施設へ提供する。鏡餅は賞味期限が長いにも関わらず、季節商品であることから店頭から撤去・廃棄されていることが課題になっていたが、店舗から回収し、1月30日に児童養護施設へ提供する。2022年から開始した、今回で4回目の取り組み。
JA全農
「JAタウン」に「一村逸品」の特設ページを開設
産地直送通販サイト「JAタウン」が1月24日から、特設ページ「一村逸品」を開設した。日本農業新聞の農産加工品を紹介する人気コーナー「一村逸品」で、特に優れた商品を選定した「一村逸品大賞」の受賞商品(05年~24年)を集めて販売する。