くら寿司、10年で店舗・売上倍増の計画 海外強化で中国初出店
[東京 21日 ロイター] – 回転寿司チェーンくら寿司は21日、グローバル戦略説明会で、2030年中に店舗数1000店、売上高3000億円と倍増を目指す計画を発表した。中国への初出店のほか、今後は東南アジアへの進出も検討しており、海外事業を拡大させる方針だ。
くら寿司は現在、国内外で495店を運営し、売上高は約1300億円(2019年10月末時点)。
海外事業では、米国、台湾に続き中国に初進出し、上海を皮切りに10店舗の開店を目指す。
国内では22日に、東京・浅草にグローバル旗艦店舗をオープンする。訪日観光客向けに音声翻訳機や自動案内・会計システムを導入し、今後9カ所の既存店をグローバル対応店とする。
会見した田中邦彦社長は「五輪のある今年、第二の創業期としてここがターニングポイントになったと言われるような年にしたい」と意気込みを語った。
くら寿司は、「日本発のファーストフードである寿司にもチャンスがある」として、将来的に米スターバックス<SBUX.O>など大手と並ぶ売上高規模のグローバル寿司チェーンを目指すという。
※写真を変更しました 2020.1.22