ヤフー、ZOZO買収 会見で語られたこと 「EC事業でナンバーワンが視野に」
ZOZO 澤田宏太郎社長
「前社長の前澤は既成概念を壊して、ZOZOを作った。一方で会社は大きくなり、業界や社会に与える影響は大きくなった。これからは安定感が重要になってくる。安定的な成長を実現する上でのパートナーとしてヤフーがベストだという判断をした」
「ZOZOは今年で21歳。企業として大人の入り口に立つことを求められている。ZOZOはつまらない会社になるのではと思われるかもしれないが、その心配は不要だ。これまで同様、ある程度“やんちゃな大人”であり続けたい」
「経営者として前澤から学んだことの一番は、『非常識・非合理と言われることにトライしないとなかなか成功しない』ということ。実際、何度もその状況を目の当たりにしたことが、経営者としての私の財産になっている。その財産を会社に伝えていくことが私の大きな使命だ。もちろん“やんちゃな大人”の張本人である前澤を失うことは会社にとって大きなインパクト、これは今後の課題であるが、幸いにも突拍子もないアイディアを持っている社員はたくさんいる。そのような人材を経営者として大切にしながら、これまで以上に事業を推進していく」
「これから、トップダウン経営から、組織の強さを活かした経営に移行する。創業者が去ることは小さいことではないが、養ってきた挑戦心などをどんどん活かしていきたいと思っている。ヤフーの力を借りながら、社員一人がzozoという会社を磨き上げていくのが、新しい経営陣の使命であると思っている」