今は、なりふりを構ってはいられない=ダイエー 西見徹 社長
──新しい企業風土や企業文化が醸成できている。
西見 そうですね。確実にレベルは上がってきています。それは経営者としての責任のひとつです。
──最後に、大株主のひとつの丸紅は東武ストア(東京都/玉置富貴雄社長)や相鉄ローゼン(神奈川県/春日徹夫社長)などと業務提携、またマルエツ(東京都/橋惠三社長)の株主でもあります。こうした企業との連携の可能性はあるのですか?
西見 当社はそれらの企業との連携は考えておりません。しかしながら、当社の企業価値向上に結びつきそうなことには、何でも挑戦したいと考えています。
例えば、昨年9月からネットスーパーの実験も東大島店(東京都)でスタートさせており、順調に推移しています。現在、店舗数拡大に向けた準備をしています。
今は、なりふりを構っていられません。中期的な経営目標である、「12年2月期に連結営業利益率1.2~1.5%」に向けて全従業員一丸となって邁進中です。