今は、なりふりを構ってはいられない=ダイエー 西見徹 社長

聞き手:千田 直哉 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア編集局 局長)
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──新しい企業風土や企業文化が醸成できている。

西見 そうですね。確実にレベルは上がってきています。それは経営者としての責任のひとつです。

──最後に、大株主のひとつの丸紅は東武ストア(東京都/玉置富貴雄社長)や相鉄ローゼン(神奈川県/春日徹夫社長)などと業務提携、またマルエツ(東京都/橋惠三社長)の株主でもあります。こうした企業との連携の可能性はあるのですか?

西見 当社はそれらの企業との連携は考えておりません。しかしながら、当社の企業価値向上に結びつきそうなことには、何でも挑戦したいと考えています。

 例えば、昨年9月からネットスーパーの実験も東大島店(東京都)でスタートさせており、順調に推移しています。現在、店舗数拡大に向けた準備をしています。

 今は、なりふりを構っていられません。中期的な経営目標である、「12年2月期に連結営業利益率1.2~1.5%」に向けて全従業員一丸となって邁進中です。

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聞き手

千田 直哉 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア 編集局 局長

東京都生まれ。1992年ダイヤモンド・フリードマン社(現:ダイヤモンド・リテイルメディア)入社。『チェーンストアエイジ』誌編集記者、『ゼネラルマーチャンダイザー』誌副編集長、『ダイヤモンド ホームセンター』誌編集長を経て、2008年、『チェーンストアエイジ』誌編集長就任。2015年、『ダイヤモンド・ドラッグストア』誌編集長(兼任)就任。2016年、編集局局長就任(現任)。現在に至る。
※2015年4月、『チェーンストアエイジ』誌は『ダイヤモンド・チェーンストア』誌に誌名を変更。

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