フジとMV西日本、持ち株会社体制への移行完了、フジ・リテイリング発足
フジとマックスバリュ(MV)西日本は3月1日、持ち株会社体制への移行を完了した。株式交換によりフジが親会社となり、MV西日本は子会社となる。また、2021年11月に新設したフジ分割準備会社がフジの事業を引き継ぎ、3月1日付けでフジ・リテイリングに社名を変更した。
フジはグループの経営管理および資産管理を行う持ち株会社として、MV西日本とフジ・リテイリングを傘下に置く。イオンはフジの株式の51.5%を保有する。持ち株会社化は経過措置で、フジとMV西日本は24年3月に合併し、新会社となる予定だ。
持ち株会社には経営企画本部、管理本部、統合推進本部を置く。フジの尾崎英雄社長、フジ・リテイリングの山口普社長、MV西日本の平尾健一社長の3人が持ち株会社の代表権を持つ。
売上高に当たる営業収益は、21年2月期でフジが3153億円、MV西日本が5632億円だった。両社の店舗数を合わせると3月1日時点で517店舗となる。