首都圏が地盤のいなげやは2月25日、ネットスーパーのプラットフォーム「楽天全国スーパー」に出店することで、楽天グループと合意したと発表した。2022年夏頃に出店し、ネットスーパーのサービスを開始する予定だ。
いなげやは1都3県で食品スーパー132店舗(2月時点)を展開している。楽天グループとは、「楽天市場」への出店やスマートフォン決済「楽天ペイ」の導入などで連携してきたこともあり、楽天全国スーパーに出店し、「いなげやネットスーパー(仮称)」を開始することを決めた。
楽天全国スーパーは、食品スーパー事業者向けに受注管理やオンライン決済などの機能を提供するプラットフォーム。楽天は西友と共同運営する「楽天西友ネットスーパー」で培ったノウハウを生かし、集客・販促活動や配送オペレーションの構築などで、ネットスーパー事業の立ち上げと運営を支援する。
楽天全国スーパーには北関東が地盤のベイシア(群馬県前橋市)が出店し、1月から「ベイシアネットスーパー」の営業を始めた。今秋には北陸が地盤の大阪屋ショップ(富山市)も出店する予定だ。