楽天、携帯電話の無料サービスで2万人を2次募集

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1月23日、楽天傘下の楽天モバイルは、自社回線での携帯電話事業の本格運用に向けて実施している「無料サポーター・プログラム」のユーザー2万人を2次募集すると発表した。写真は都内で2017年12月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 23日 ロイター] – 楽天傘下の楽天モバイルは23日、自社回線での携帯電話事業の本格運用に向けて実施している「無料サポーター・プログラム」のユーザー2万人を2次募集すると発表した。これまでは約5000人だった。

会見した楽天モバイルの山田善久社長は「ネットワークをどんどん良くしたい。ユーザーに力を貸していただきたい」と語った。

無料サポータープログラムの2次募集の申込期間は1月23日から2月3日。1次募集で落選した人を優先する。同社のアプリ「楽天Link」の利用を条件とする。楽天スーパーポイントを、対象端末購入で1万8000ポイント、アンケートに回答すると月1000ポイント付与する。

楽天は当初、昨年10月からの本格運用を見込んでいたが、基地局の整備が遅れ、今春に後ずれした。無料サポーター・プログラムを昨年10月から提供しながら、システムの安定稼働の確認を進めていた。

サポータープログラムは3月末に終了する。 携帯電話サービスの本格開始は4月からとしたが、日にちは確定していないとした。4月1日以降となる場合、サポータープログラムの期間は正式サービス開始まで延長する。

東京23区と大阪市、名古屋市、神戸市などで楽天の回線を用い、このほかの地域や電波が届きにくい場合はKDDI<9433.T>のローミングを活用してカバーする。KDDIとの接続方式を4月をめどに変更するとし「シームレスにつながり、通話品質が向上する」(山田社長)とした。

基地局の整備は、計画では3月末に3432局としていたが「大きく上回る4400局で電波を発射できる」(山田社長)としたほか、小型基地局のフェムトセルの提供を準備中と説明した。

サービス本格開始時の料金については「(楽天の)参入意義は低廉な価格なので、それなりにインパクトある数字は示さないといけない」とするにとどめた。本格開始に向けて、店舗での契約手順の見直しを進めるとし、事前登録すれば最短で18分に短縮されるとした。

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