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検索語句の意図を掴み
上位表示をめざす
ここでデータの解釈について触れておきたい。検索語句「ネットスーパー」の検索数はその全てが「ネットスーパーで買物をしたいニーズ」の顕れとは限らない。検索語句にはそれぞれ「意図(インテント)」が込められているものだ。たとえば「ネットスーパーは何たるかを調べている」などの情報収集ニーズである場合なども想定される。
現在、検索エンジンで検索した際の表示結果は、おおむね語句ごとの「意図」を検索エンジン側が自動で解釈し、消費ニーズに合った検索結果が表示させていると考えてもらってよい。
この特徴を理解したうえでSEOの具体的なアプローチについて説明していこう。消費者がオンライン上で「ネットスーパー」を検索するシーンを考えてみてほしい。
ネットスーパーは商材とする生鮮品の場合、サービスエリアは限定的だ。そのためおそらく消費者の「意図」を想定すると、生活圏で利用可能なサービスを探すために「店名+ネット(オンライン または ウェブ)」や「地域名+ネットスーパー」と検索するのではないだろうか。
そこで、「ネットスーパー」とどのような語句が組み合わされて検索された場合に、自社のネットスーパーのWebサイトが検索上位にある状態をめざすのかを考え、それに沿って対策を打つ。
その組み合わせを考える際には「Googleトレンド」などツールが有用だ。地元の消費者がネットスーパーを調べる際はどのような検索語句が多いのかを推測して、「Googleトレンド」で実際の傾向が確認し、その語句をサイト上で訴求する。
こうしたアプローチで、「消費者が欲しがっている内容の情報がこのサイトに存在する」とアピールし、検索結果で上位に表示される機会を増やしていくのだ。ネットスーパーのオンラインサイトの運営の経験者は「タイトル」「ディスクリプション」など、ページの情報を変更した経験があると思われるが、それらの調整も施策の1つである。
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