東急、ラストワンマイル配送サービスを事業者に提供、東急線沿線で
東急は2月1日から、東急線沿線においてラストワンマイル配送サービスを本格運用する。米プロロジスの日本法人およびウィルポート(東京都中央区)との協業で配送網を確立、事業者からラストワンマイル配送を請け負う。
プロロジスが配送拠点の整備・運営ノウハウを提供、ウィルポートが共同配送管理システムを開発し、東急が既存の配送拠点とホームコンビニエンスサービス「東急ベル」の配送スタッフを使ってラストワンマイル配送を行う。
東急が提供するラストワンマイル配送サービスには、EC(インターネット通販)事業者などの荷主の倉庫から配送拠点に届いた荷物を仕分けして運ぶ「センター出荷型」、ドラッグストアやコンビニエンスストアなどの店舗にある商品を東急ベルの配送スタッフが運ぶ「リアル店舗出荷型」、買物代行を行う「シェアリング配送型」の3パターンがある。さまざまな荷主の荷物を混載、一元管理することで配送を効率化する。
配送対象エリアは、東急線沿線を中心とした東京都内の渋谷、目黒、世田谷など7区と町田市、神奈川県横浜市、川崎市、相模原市などの一部。配送拠点は目黒区と川崎市宮前区に置く。
東急線沿線エリアでの運用をモデルケースとして、今後は各地域の配送事業と連携、ラストワンマイル配送サービスの全国展開を目指す。