東京ローカルの星!私が「文化堂」をこよなく愛する理由
アウトレットコーナーを物色すると…
そしてお次は「アウトレット商品」。お買い得商品というよりも、メーカーなどの在庫品をお手ごろ価格で提供という趣旨なのでしょう、本当にビックリするような価格の時もあるし、そこまでではなくともオーケーよりもやや安いくらいの価格帯で売られていることが多い印象です。
最近だと丸亀製麺の乾麺900gが399円(4月25日の段階ではまだ売っていました)とか、人にあげちゃったので詳細覚えてないけど三本珈琲のコーヒー豆(挽豆)が300gで199円で売られていたのが印象に残ってます。
ところで、「メーカー小売希望価格の半額以下」みたいなポップをスーパーでよく見かけますが、「そもそもが高く設定してあるだけでしょ」と思われてしまうのでは? といつも感じています。なので、ある程度の調査が必要になってきますが、「一般的な価格よりも200円ほどお得」とか「ネット最安値よりも50円安い」みたいな書き方のほうが明確な「お得感」を感じやすいかも。得をしたいというよりも、損をしたくないと思っている人たちにとってはとくに有効なのではないでしょうか。
リピート確定!「えびの高原」シリーズに刮目せよ!
さて、アウトレット商品のコーナーを回ってまだカゴに余裕があれば、文化堂でしか見かけないセレクト商品と総菜に手を伸ばしたいのですが、いつも歯を食いしばって断念しています。なぜなら落語会の帰りに寄るので、入店前からすでに大荷物。しかし先日は落語会を中止にした帰りなので、大分調子に乗りました。
まずは「えびの高原 冷凍牛テールカレー」と「えびの高原 冷凍牛もつ煮」(いずれも丸正フーズ)。値段が税込270円程度ということと、「えびの高原ってなんだよ!」という素朴な疑問を抱いたことが購入動機。帰宅後検索したら、宮崎県えびの市のふるさと納税の返礼品にもなっていることが判明。つまりはそれなりの品ってことでいいんでしょう。
そしてその味は…旨い‼ どちらも旨いのですが、とくに牛テールカレーは同価格帯のこういった商品の中では図抜けた旨さ。”レトルト感”はほぼないと言っていいでしょう。ちょっとした喫茶店で出て来ても大満足なクオリティでリピート確定です。
「ポモーン」って何だよ!? でもめちゃくちゃおいしいフランス直輸入のタルト…
さらにレジ近くの寿司&中華を爆買いしたあと、デザートも見ておくかと、冷凍食品コーナーへ。
そこで目に飛び込んで来たのがポモーンの冷凍タルト。以前「オオゼキ松原店」で小分けで販売されているのに出くわし、「ポモーンってなんだよ!」というお約束の購入動機が発動して購入して以来、何度かリピートしていた商品です。そのポモーンの「アップルタルト」「アップルノルマンドクリームタルト」「レモンタルト」の三種類が売られていた様子。「様子」と書いたのには理由があり、私は以前ショコラしか購入したことがなかったため、これは欲しい!と棚に近づいたら完売していたのです。(編集部注:ポモーンはフランスのデザートメーカーで、日本では三菱食品が直輸入している)
落語会の帰りだとタルト丸々一個を買うには大荷物になり、なかなか手が伸びないので本当にこの日は大チャンスだったのに…しばらく商品の値札をわさわさ触ったあとレジヘ。
文化堂豊洲店はリピートしたくなる他では見かけない商品&超安定した生鮮食品群がわれわれを待ち構えているので、本当に大好きな店舗。豊洲の落語会のついでに文化堂、いや文化堂のついでに落語会、いやいや文化堂だけの文化堂でもいいや。それくらいオススメです。
立川志ら乃
1974年2月24日生まれ。98年3月、立川志らくへ入門。2012年12月に真打ち昇進。16年7月に「スーパーマーケットが好きである」ことを突如自覚。スーパーに関する創作落語に「グロサリー部門」「大豆なおしらせ」など。寄席やイベントなどのスケジュールは下記Twitter・ブログをご参照ください。
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