実践!流通英会話28 業界用語“POP”は英語で何と言うでしょうか?
解説
改装の失敗の打開策の2つめ、売場のイメージチェンジの話の続きです。今回は、難しい構文や単語はほとんど出てきません。以前ご紹 介した見慣れた単語や単純な構文ばかりです。その中で着目していただきたいのは、動詞を使わない質問の仕方です。前号で、ひとつ ご紹介しました。「Such as?(たとえば?)」でしたね。今回も、ひとつご紹介していますので、ぜひとも覚えて使ってください。
このセンテンスを覚えよう!
How about other departments?:動詞を使わない質問文で す。汎用性は前回のSuch as? よりも広いです。「~~はどうですか ?」という意味です。ここでは、ストーン店長が青果売場の事例を挙げ たので、「ほかの部門はどうですか?」と山田社長は聞きました。その ほか、自分が意見を言った後で How about you? と尋ねれば、「あなたはどのような考えですか?」という意味になります。あるいは、同 僚が実行したプロジェクトについて説明しているときに、「で、結果は どうだったの?」と聞きたいときは How about the result? となりま す。とても便利なフレーズです。
The display is very much like a fish shop.:もっと単純化 してみましょう。The display is like a fish shop.で「そのディスプ レイは鮮魚専門店のようです」という意味です。likeといえば、「好き だ」という動詞を思い浮かべます。この場合のlikeは動詞ではなく、 形容詞や副詞の「~~のようだ」「~~に似ている」の意。like~~と使 います。
KEYWORD 専門的な用語
POP:すでにおなじみ。意味を説明するまでもありません。「購買時 点 」 の 意 味 で 使 う 場 合 に は p o i n t – o f – p u r c h a s e 、「 購 買 時 点 で 用 い られる掲示物」という場合にはPOP(ポップではなく、ピーオーピーと 発音します)と、区別して使う業界人が多いようです。
KEYWORD 一般的な用語
especially:「とくに」「中でも」という意味。複数のものを比較して 「とりわけ~~である」というときに用います。especially とspecially はスペルがよく似ています。specially は、「特別に」「わざわざ」とい う意味で、特別な用途や目的であることを表す副詞です。