イズミ、中間決算は大幅増収で営業・経常増益

イズミ(広島県)が10月14日に発表した2026年2月期第2四半期決算(連結2025年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比17.8%増の2,810億3,700万円、営業利益が5.1%増の126億8,500万円、経常利益が1.8%増の126億1,400万円となり、大幅増収、営業・経常増益で上期を折り返した。
主力の小売事業は、2024年2月に発生したランサムウェア感染によるシステム障害の影響が一巡し、前年同期に商品供給やシステム停止による店舗運営体制への影響を受けた直営売場では、客数が大きく回復して販売が堅調に推移。
また、2024年8月に西友から承継したサニー事業の店舗数増加(70店舗)によって、小売事業の営業収益は18.2%増の2,718億3,000万円、営業利益は1.7%増の95億3,000万円となった。
連結ベースの売上総利益は807億5,400万円で127億1,200万円の大幅増となり、営業収入も9億7,700万円増加し、営業総利益は136億8,900万円増加。
一方、販管費については、サニー事業の承継に伴う人件費、賃借料とのれん償却費などの増加に加え、前年のシステム障害の影響により抑制された広告宣伝費の増加などで、前年同期比130億7,700万円増の971億7,300万円となったが、営業収益対比で34.6%となり前年同期に比べて0.6ポイント低下。営業利益は6億1,100万円増加した。
2026年2月期の連結業績については、営業収益で8.8%増の5,703億円、営業利益で2.6%増の264億円、経常利益で0.3%増の261億円を見通した。






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