8月都内物価、2.5%上昇=エネルギー下落、伸び率鈍化―総務省

時事通信社

東京・浜松町駅周辺の街並み
〔写真説明〕18日、東京・浜松町駅周辺の街並み(時事通信社)

 総務省が29日発表した8月の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が110.6と、前年同月比2.5%上昇した。プラスは48カ月連続。エネルギーの下落を受け、伸び率は3カ月連続で鈍化した。

 エネルギーは5.3%低下した。政府が電気・ガス料金への補助金を再開し、電気代は6.5%、都市ガス代は6.0%、それぞれ下がった。

 水道代は34.6%のマイナス。都が実施している水道基本料金の無償化が影響した。

 生鮮食品を除く食料は7.4%上昇した。米類は67.9%上昇。高止まりが続くが、伸び率は4カ月連続で縮小した。コメに関連した品目では、おにぎりが19.2%、外食のすしが10.0%のプラスだった。 

 生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は2.6%、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は3.0%、それぞれ上昇した。

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