〔海外決算〕米ターゲット、5~7月期は22%減益=新CEO発表

【ニューヨーク時事】米小売り大手ターゲットが20日発表した2025年5~7月期(第2四半期)決算は、前年同期比で1%の減収、22%の減益だった。米メディアによると、売上高と調整後の1株当たり利益ともに市場予想を上回ったが、業績低迷を受け、最高経営責任者(CEO)の交代を発表した。
既存店売上高は1.9%減。うち、売上高の8割超を占める店舗では3.2%減だった一方、オンラインでの販売は4.3%増だった。来客数は1.3%減、平均購入額は0.6%減。
決算説明会で、幹部はトランプ米政権の高関税政策により生じるコストについて、商品調達国の分散などを通じて緩和していると述べた。消費者の財布のひもが固くなる中、値上げは「最後の手段」だと話した。
26年1月期通期の業績予想は据え置き、売上高は「1桁台前半の減少」、調整後1株当たり利益は「7~9ドル」を見込む。当初は増収の見通しを示していたが、販売不振を背景に今年5月に下方修正した。
コーネルCEOの後任として、フィデルケ最高執行責任者(COO)が就任すると発表した。発令は26年2月1日付。
◇ターゲット(TGT)決算の概要
25年5~7月期 前年同期
売上高 25,211 25,452
純利益 935 1,192
1株利益 2.05 2.57
(注)売上高と純利益の単位は100万ドル、1株利益は調整後、ドル





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