6月消費支出、1.3%増=車購入伸び、食料3カ月ぶり減―総務省

時事通信社

スーパーの買い物客
〔写真説明〕スーパーの買い物客=6月20日、東京都内(AFP時事)

 総務省が8日発表した6月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は29万5419円と、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.3%増加した。プラスは2カ月連続。自動車の購入費や電気代が伸びた一方、食料は3カ月ぶりに減少した。

 食料は2.1%減。このうち、随意契約で放出された政府備蓄米の流通が進んだコメは12.1%のマイナスだった。価格の安いものを選んだり、購入量を抑えたりする傾向が見られた。パンも6.1%減で、穀類の消費が減った。

 気温上昇の影響で、アイスクリームやシャーベットは増えたが、外出機会が減ったことなどから外食は0.4%減。価格高騰の続く肉類は2.7%のマイナスとなった。

 自動車やオートバイの購入費は30.1%のプラス。昨年は一部メーカーの認証不正による出荷停止の影響で落ち込んでおり、反動増となった。

 このほか、電気代は6.2%増。5月中旬の気温が高く、冷房の使用が増えた影響とみられる。価格変動の大きい設備修繕・維持も増え、住居は11.6%のプラスだった。 

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