5月都内物価、3.6%上昇=コメ高止まり、93.7%上昇―総務省

時事通信社

東京都内のスーパーで買い物する人たち
〔写真説明〕東京都内のスーパーで買い物する人たち(資料写真、EPA時事)

 総務省が30日発表した5月の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が110.5と、前年同月比3.6%上昇した。プラスは45カ月連続で、23年1月(4.3%上昇)以来、2年4カ月ぶりの高い伸びとなった。

 米類は93.7%上昇。過去最大の伸びとなった4月(93.8%上昇)から鈍化したものの、高止まりしている。

 生鮮食品を除く食料は6.9%上昇し、4月の6.4%を上回った。政府は3月からコメの価格抑制を狙って備蓄米の放出を始めたが、店頭に行き渡らずに需給の引き締まりが続いた。

 生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は3.4%上昇。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は3.3%上昇した。

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