サミット、2025年度より社員支援制度を拡充
サミット(東京都)は、全社員の意欲向上と組織の能力最大化を目的に、2025年度よりライフ&ワーク支援体制を拡充する。定年延長や賃金制度の見直し、年間休日の増加を通じ、より柔軟な働き方を可能にする。
定年は最大65歳まで延長可能となり、60歳以降も役職や処遇を変えずに継続勤務できるようになる。また、育児・介護などの事情に応じ、勤務店舗を限定できる制度を導入。さらに、短時間勤務などの育児制限勤務の適用期間を、これまでの「小学校3年生修了まで」から「小学校6年生修了まで」に延長する。
賃金制度では、全正社員共通の基礎給を設定。学歴による給与差をなくし、年齢給による差のみとした。これにより、高卒(18歳の場合)の初任給は225,000円に改定される。
年間休日を120日とし、計画有給としていた4日を所定休日に変更。7日間の連続休暇制度の定着により、有給休暇取得率が向上したことが背景にある。2021年に導入した「正月3が日休業」とあわせ、社員のプライベート時間の充実を図る。
同社は今後も、社員がライフステージに応じた働き方を選択できる環境を整える方針だ。