良品計画、東北最大級の店舗「無印良品 酒田」3月27日オープン

良品計画(東京都)は3月27日、山形県酒田市に「無印良品 酒田」をオープンする。県内7店舗目となる同店は、売場面積約665坪と東北地方最大級の広さを誇る。
同社は2019年に酒田市と「地域発展を目指すパートナーシップ協定」を締結し、地域活性化を目指す「酒田プロジェクト」の一環として、2020年に移動販売を開始。2021年には商店街の一角に「酒田POP-UP STORE」を出店するなど、地域との連携を進めてきた。
今回の出店は、酒田市が所有する旧酒田商業高校跡地の公募型プロポーザルで採択された地域コンソーシアムが開業する複合商業施設「いろは蔵パーク」内に位置する。日用品や食品のほか、「酒田POP-UP STORE」では扱っていなかった衣料品、大型家具、冷凍食品なども取り揃える。また、東北初となる回収した衣料品を再生・販売するコーナーも設置する。
店内には地域住民が交流できるコミュニティスペースを設け、期間限定の展示販売イベントを開催するほか、健康支援の場として東北地方初の「まちの保健室」を併設する。テーブルやソファ、セルフ式コーヒーマシン、図書コーナー、計測機器を設置。常駐する薬剤師や登録販売者が健康相談に対応し、必要に応じて漢方薬の販売も行う。また、隣接する「カイエイ薬局」と連携して、営業時間内での処方箋にも対応する。

同店は、商品の品揃えやサービスの充実だけでなく、地域住民の交流を促進する取り組みを強化し、コミュニティセンターのような店舗を目指す。
また「酒田POP-UP STORE」を拠点としていた移動販売は、同店が引き継ぎ、地域課題の解決につながる活動に取り組む。
【店舗概要】
店舗名:無印良品 酒田
所在地:山形県酒田市上本町7-50 いろは蔵パーク内
オープン予定日:2025年3月27日(木)
営業時間:10:00~20:00
売場面積:約665坪