ナフコ、第3四半期決算は利益大幅落ち込み
ナフコ(福岡県)が1月31日に発表した2025年3月期第3四半期決算(非連結2024年4月1日~12月31日)は、営業収益が前年同期比5.8%減の1,438億2,700万円、営業利益が62.5%減の22億6,300万円、経常利益が62.1%減の23億1,500万円となり、利益が大幅に落ち込んだ。
第3四半期累計期間は、異業種を含む競合各社との競争激化や、物価上昇による日常生活における節約志向の高まりなどを背景に、厳しい結果を余儀なくされた。
売上総利益率は、PB比率が横ばいで推移したため、ほぼ前年並みとなったが、売上総利益は、原材料価格上昇などの影響で減少。販管費については、ほぼ計画どおりの進捗となったが、水道光熱費の上昇の影響が大きく、前期より増加した。
売上総利益は、売上高の88億円減も響き、28億5,400万円減少。売上総利益率は33.5%とほぼ前年並みだったが、営業収入の1億2,600万円減を含め、営業総利益は29億8,000万円減少した。一方、販管費については7億9,100万円増加。その結果、営業利益で37億7,200万円を減らした。
2025年3月期の業績については、営業収益で1.4%減の1,894億5,400万円、営業利益で44.1%減の30億6,200万円、経常利益で44.1%減の31億600万円、純利益で45.3%減の17億円と、厳しい決算を見通した。