良品計画、本決算は2ケタ増収・大幅増益
良品計画(東京都)が10月11日に発表した2024年8月期決算(連結2023年9月1日~2024年8月31日)は、営業収益が前期比13.8%増の6,616億円、営業利益が69.4%増の561億円、経常利益が54.3%増の557億円、当期純利益は88.5%増の415億円を達成した。
営業収益は、新規出店に伴う店舗数の増加に加え、国内の売上が好調に推移して増収となった。価格改定に伴う効果や値下げの抑制によって営業総利益が改善したほか、円安効果により営業利益、経常利益は大幅増益となり、本社売却益の計上もあって当期純利益は大きく膨らんだ。
期末におけるライセンスドストアを含む「無印良品」の店舗数は、前期末に比べて117店舗増加し、国内で623店舗、海外で682店舗の計1,305店舗となった。
国内事業の営業収益は13.4%増の3,889億3,500万円、セグメント利益で61.8%増の397億1,500万円。東アジア事業では、営業収益が国内事業同様13.4%増の1,945億5,900万円、セグメント利益は16.7%増の355億2,900万円。東南アジア・オセアニア事業では、営業収益が24.4%増の391億3,800万円、セグメント利益は59.8%増の45億9,900万円。欧米事業は、営業収益が10.0%増の390億4,300万円、セグメント利益は494.1%増の55億600万円を達成。いずれの事業も大幅な増収・増益となった。
なお、2025年8月期の連結業績については、営業収益で10.9%増の7,340億円、営業利益で2.0%減の550億円、経常利益で5.0%減の530億円を計画している。