ファミリーマート(非上場)=2024年2月期連結決算は、営業収益が前期比10.0%増の5078億円、事業利益が30.8%増の837億円、純利益が50.9%増の518億円だった。コロナ後の外出増や訪日客の増加などを追い風に、事業利益は過去最高を更新した。
既存店の客数は3.3%、単価は2.0%それぞれ伸びた。
25年2月期の業績計画は、営業収益が5010億円、事業利益850億円、純利益500億円。純利益は減益予想だが、24年2月期に子会社譲渡益を計上した影響を除けば増益となる。
細見研介社長は、足元の消費動向について「弁当の売り上げが弱く、おにぎりや低単価のパン類がよく売れている。低単価への移行が顕著だ」と指摘。経済動向を注意深く見ていく必要があるとの認識を示した。海外事業については「パートナーシップ再構築にめどがついた。再度出店を加速する」と述べた。