ファミリーマート(東京)は4日、中国食品大手の頂新グループとの合弁事業を再編すると発表した。現在、中国4エリアでコンビニエンスストアを運営している合弁の体制を縮小。上海など「華東」以外の「華南」「華北」「西南」各エリアはライセンス契約に変更する。
ファミマはライセンス使用料の支払い遅延などを巡って頂新との関係が悪化し、合弁会社の解散と頂新保有株の売却を求めて提訴する事態に発展していた。ただ、中国のコンビニ業界は競争が激化しており、てこ入れが急務だと判断。ファミマは「頂新と持続的な事業拡大には、早急な対応が必要との認識で一致した」とコメントした。